『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」 の話から見えた生きづらさと男らしさの こと 』清田 隆之 著
「一般男性」は、特権を無自覚に享受しながら、規範に縛られ自分自身を生きづらくしている面も。多様な個々人のエピソードとともに「驚くほど似通った価値観やメンタリティ」が浮かび上がる、弱い部分も含め自分語りする10人へのインタビュー集。[367.2 ダ]
『女性のためのお金の不安、 仕事のもやもや相談BOOK 』 大竹 のり子 監修
「お金の使い方・貯め方」「働き方」「生活スタイル」の三者は密接に関わりあう。お金と仕事に関わる具体的な個々の悩みの解決から、ファイナンシャルプランナーとキャリアコンサルタントが「困りごと」を掘り下げ、解決策に導く。[591 ジ]
『ALLYになりたい わたしが出会ったLGBTQ+の人たち』小島 あゆみ 著
高校時代に留学先で知り合ったホストシスターの同性婚をきっかけに、著者はLGBTQ+の人たちの生の声を伝えることで、アライになりたい人を増やすべくインタビューを行う。その先に「個人として尊重され、平等で自由な社会」を目指す一冊。[367.2 ダ]
『ビリーブ 未来への大逆転』ミミ・レダー監督
米国の性差別撤廃に尽力した法律家、ルース・ベイダー・ギンズバーグの伝記。ルースは男性・未婚・有職を理由に親の介護費用控除を受けられないモリッツの弁護を引き受ける。不利な裁判で、大逆転の方法とは?[DVD]
『三つ編み ラリタの旅』レティシア・コロンバニ 著/クレマンス・ポレ 絵
小説『三つ編み』から、インドの少女ラリタと母スミタの物語を、日本語と英語で読める絵本に編集。学校に通える生活を求め、祈りと共に捧げたふたりの髪は、やがて異国女性の希望となる。[Eポ]
『新書版 性差の日本史』「性差の日本史」展示プロジェクト
1800年分の歴史資料を通して、政治、仕事とくらし、性の売買等をテーマに性差(ジェンダー)の変化を紹介。文字や絵画など豊富な資料をジェンダー視点で再評価した同名企画展の新書版。[367.2ジ]
『女性と戦後司法 裁判官、女性がおわかりですか?』中村 久瑠美 著
戦後、新憲法下で一番平等の立場であるべき最高裁の裁判教官が、頑張って修習生にまでたどりついた著者を含む女性に浴びせた言葉は「女に裁判はわからない」。裁判は一審の判決が大切であるにも拘らず法律関係者のジェンダーバイアスは広く存在する。しなやかにしたたかに辛抱強くをモットーの作者が「女性に優しい司法」を追求する。
『「男らしさ」はつらいよ』ロバート・ウェッブ 著
英国人気コメディアン“ロバート・ウェッブ”の少年期からの経験談。社会がいう「男らしさ」についての悩みや考えを当時のTVや映画・曲やバンドの話題などを織り交ぜながら、記憶や思い出・日記などから綴っていく。ジェンダーに関する無意味でくだらない常識や習慣は、あらゆる人に時間の無駄遣いを強いるものだと語る。
『多様性との対話 ダイバーシティ推進が 見えなくするもの』岩渕 功一 著
自治体・教育機関や企業の「ダイバーシティ推進」。組織や社会を豊かにするというメリットを強調し、ブランド戦略としても推奨される。その一方、特定の差異を有した人を特定の目的のために活用することが目指され、制度化された差別が隠蔽されると指摘。LGBT、移民、生活保護受給等を事例に、根源的な差別解消に向けた展望が示される。
『ようこそ!あかちゃん』レイチェル・グリーナー 文/クレア・オーウェン 絵
イギリス発の性教育絵本。5~7歳の子どもを対象に、科学的に正確な事実をわかりやすく、さらに多様性を意識して伝える。大人の読者も、嘘やごまかしが無い表現に対峙し、自身が刷り込まれた思い込みや偏見に気づく感性が磨かれる。
『イラストで学ぶ ジェンダーのはなし』アイリス・ゴットリーブ 著
一口にジェンダーと言っても、自分とは違うひとたちのこと、また自分自身についてもどこまで理解していると言えるのか。ジェンダー表現は幅広く複雑だ。けれど、この抽象的であいまいな概念を、巧みに視覚的に説明するイラストに導かれ、考える第一歩を踏み出せる。
『この三人』ウィリアム・ワイラー監督
寄宿制女子校を共同経営するカレンとマーサは、学生時代からの親友。問題児のメアリーがカレンの婚約者ジョーとマーサに関する悪質な噂を流したことで学校は閉鎖、三人の関係も危うくなり…リリアン・ヘルマンの原作戯曲は映画化に際し、当時の検閲により大幅に脚色された。