『女性と戦後司法 裁判官、女性がおわかりですか?』中村 久瑠美 著

戦後、新憲法下で一番平等の立場であるべき最高裁の裁判教官が、頑張って修習生にまでたどりついた著者を含む女性に浴びせた言葉は「女に裁判はわからない」。裁判は一審の判決が大切であるにも拘らず法律関係者のジェンダーバイアスは広く存在する。しなやかにしたたかに辛抱強くをモットーの作者が「女性に優しい司法」を追求する。