『多様性との対話 ダイバーシティ推進が 見えなくするもの』岩渕 功一 著

自治体・教育機関や企業の「ダイバーシティ推進」。組織や社会を豊かにするというメリットを強調し、ブランド戦略としても推奨される。その一方、特定の差異を有した人を特定の目的のために活用することが目指され、制度化された差別が隠蔽されると指摘。LGBT、移民、生活保護受給等を事例に、根源的な差別解消に向けた展望が示される。