『埋没した世界 トランスジェンダーふたりの往復書簡』五月あかり・周司あきら[著]

「「男性」から「女性」に同化していったノンバイナリー/トランスジェンダーのあかりと、「女性」から「男性」に同化していったトランス男性あきらによる往復書簡。エッセイとも解説書とも違った、全く新しいかたちで、トランスジェンダーの経験を描き出す。」(明石書店図書紹介より)[367.9サ]

『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』ジェーン・スー[著]

「よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、初のインタビューエッセイ。つまずきにもめげず腐らず、自分らしい花を咲かせた女性たちに、初めから特別な人はいませんでした。 *毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯 *「自分なんて」とつい諦めてしまう *人生が上手くいく人は自分とは違う人 *自分を信じることができない人… そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。」(文藝春秋BOOKSの図書紹介より)[281ジ]

『凸凹あるかな?わたし、発達障害と生きてきました』細川貂々[著]山登敬之[監修]

「発達障害ってなに?学校や職場で孤立するのはなぜ? 発達障害当事者てんてんが子ども時代から振り返り、 生きづらさとの付き合い方を探るコミックエッセイ。 山登敬之先生の解説付き。」(平凡社図書紹介より)[493.7ホ]

『アンカット・ファンク 人種とフェミニズムをめぐる対話』ベル・フックス、スチュアート・ホール[著]吉田裕[訳]

ふたりの思想家がポール・ギルロイの仲介のもと1996年のロンドンで対話した。 フェミニズムとカルチュラル・スタディーズそれぞれの隆盛を担い、世界的知識人となったベル・フックスとスチュアート・ホール。ともに黒人のアカデミシャンでありながら、来歴と経験を大きく異にし世代も違う男女は、深く共感しながらも時に鋭く言葉を交わす。ジェンダー、人種、家父長制、アイデンティティ・ポリティクスなど、20世紀後半の社会状況を踏まえた議論の数々と、それらに自らの人生を重ねた繊細な語りは、四半世紀の時を超えて新鮮な発見とアクチュアリティをもたらす。(人文書院の図書紹介より)[367.1フ]

『ジェンダーで学ぶメディア論』林香里・田中東子[編]

デジタル化と多様化が進むメディア。 SNSを介したフェイクニュースやヘイトスピーチの広がり。 それでもスマホを手放せない私たち。 メディアと社会の今をとらえるとき、「ジェンダー」は最適なレンズとなる。 メディア論の基礎をジェンダーの視点から学ぶ、新しい入門書。(世界思想社の図書紹介より)[361.4 ジ]

『子育てと介護のダブルケア 事例からひもとく連携・支援の実際』渡邊浩文・他[編著]

介護と育児を同時に担う「ダブルケア」。本書はケアマネジャーや保育士などの専門職が、普段の業務の中でダブルケアラーに気づき、話を聴き、関係機関につなぐといった支援のための手引書。多様なケースを学べる26事例を収載。制度や社会資源も整理し当事者にも参考になる。(中央法規の図書紹介より)[369 コ]

『女性の視点でつくるジェンダー平等教育』國分麻里[編著]

社会の姿を反映する社会科教育に女性の姿が見えない。この現状を変えるには何が必要か。社会科とジェンダーに関わる道徳、性教育について中・高・大学で行なった授業実践の成果と課題、教材を示し、その有効性を検証し、ジェンダーに関する授業普及を目指す。(明石書店の図書紹介より)[375.3 コ]

『とりあえずお湯わかせ』柚木 麻子 著

謎の「それ」を探求する回、タイトルの元ネタがあかされる「ライフハック」など、2018年から2022年にかけてのエッセイ。世田谷の書店で自身の幼少期読書歴のフェミニズム性に出会う「ただいま、勉強中」から、性差別発言で炎上する政治家や有名人へ向けた「一冊だけでいいから関連の絵本を読んどけばいいのに……」という金言をこの紙面では紹介したい。[914.6 ユ]

『棗椰子の木陰で 第三世界フェミニズムと文学の力』岡 真理 著

パレスチナの難民キャンプでは、支給のテント暮らしからトタン屋根の家へ、さらに子どもの勉強部屋や寝室を、と願うささやかな夢が、ある日突然、軍によって根こそぎ奪われる。そんな現実に、“いまここ”を伝えるだけではない「文学」は何ができるのか。世界の明日を創る子どもたち、若い世代に考えて欲しい。ロシアによるウクライナ侵攻後の、願いを込めた新装版。 [904 オ]

『失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック』新聞労連ジェンダー表現ガイドブック編集チーム 著

いまだに圧倒的男性社会のメディア業界から発信されるニュースは、無意識の偏見や思い込みを増幅させている。現代はSNSなどで誰もが発信者になる時代。だからこそ、偏見やステレオタイプによる誤ったジェンダー表現を気づき正す知見が必要だ。ジェンダー表現のリテラシーを高める為に現役記者たちが自省の念を込めて贈る手引き書。[367.2 シ]

『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷 智子 著

家族にケアが必要な人がいて世話や家事を行う子どもたち=ヤングケアラー。家族の役に立っていると感じる人もいるが、従来の「家族」イメージの伝統的な役割を果たそうと自分では意識しないうちに役割過多となる。ケアをされる側ではなく、ケアをする側が背負わなければならない背景、彼らがおかれた状況を、体験談や調査を基にまとめている。 [369 シ]

『フリーランスの生活をぶっちゃけてみました。 結婚しない! 営業しない! 後悔しない!』大塚 さやか 著

デザイナー&イラストレーターをフリーランスで行っている著者の仕事は1日24時間、年中無休。日々締め切りに追われ、忙しくないとお金がないお金がある時は暇がない、という過酷な商売。それでもストレス解消の山登りや入浴タイム、そして仕事終わりのビールがあればなんのその。たくましくフリーランスに生きる女性の日常を描いた一冊。[590.4 オ]