6/28(日) らぷらすフェスタ 水無田気流トーク・ライブ
4年目を迎える「らぷらすフェスタ」は、区民・団体・らぷらすの交流が広がるイベント。
らぷらす交流会では新進気鋭の社会学者 水無田気流さんをお招きして、「ニッポン女子の生きる、働く、暮らす―新たな幸福論への視角―」というテーマでお話しいただきます。
講演の後は、おいしい食事を楽しみながら、素敵な音楽をどうぞ!食事はらぷらす起業ミニメッセの終了生のお店が提供。音楽も起業ミニメッセ出展者がフルートとバイオリンのコンサートをコーディネートします。
☆水無田気流「ニッポン女子の生きる、働く、暮らす―新たな幸福論への視角―」(講演)
水無田気流(みなしたきりう)
970年生まれ。詩人・社会学者。詩集に『音速平和』(中原中也賞)、『Z境』(晩翠賞)。評論に『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望』(光文社新書)、『無頼化した女たち』(亜紀書房)、『シングルマザーの貧困』(光文社新書)。本名・田中理恵子名義で『平成幸福論ノート』(光文社新書)など。
☆ランチタイム・コンサート
・音楽提供:ブリーズノート
・演奏: フルート 樋口貴子
バイオリン 山口佳名子
時間:午前10時~午後1時
場所:11階 研修室3・4
保育:トーク・ライブのみ(要予約。先着順)
参加費: 300円(軽食付き)
定員:60人(先着順・要申込)
講座の報告
新進気鋭の社会学者、水無田気流さんが、豊富な最新データを参照しながら、現代の日本の女性をめぐる状況を鋭く分析しました。特に、日本のワーキングマザーの長時間労働に言及し、過酷な状況に置かれた働く女性の時間貧困について問題を提起しました。定員を超える多くの聴衆が水無田さんのエネルギッシュなトークに魅了されました。
【参加者の声】
・水無田先生のテンポの良いトークにひきこまれました。短い時間に内容が濃く、大変勉強になりました。
・第一子出産とともに仕事を辞めたので、これからの仕事についての意識に参考になりました。
・これからの家庭と社会とのやりくりの不透明さが自分でどうこなせるか、現実的に身につまされました。
・普通の生活、幸福を求めてもつかめない現状、日本の男性が世界一不幸、じっくり考えなければばらない。会場の笑い声の元気さが一番うれしかったです。
・日本のワーキングマザーが世界で一番働いていること、男性は地域社会のメンバーになることが大事。
・水無田先生のお話は内容が「もっとも!」と納得できることばかりだった。では、自分はなにをしたらよいのか、大きな社会に立ち向かっていくことは難しいが、少しでも意識のある仲間を増やしていくことから始めたいと思っている。