『なぜ、それが無罪なのか!? 性被害を軽視する日本の司法』伊藤 和子 著

弁護士で国際NGO活動をする著者は、#MeToo運動が「盛り上がっていない」と伝える日本のメディアに世界との落差を痛感した。同意のない性行為を犯罪として厳しく罰する国が増える一方、日本の刑法の性犯罪規定は被害者に厳しく加害者に寛大なままである、と事例を挙げて、諸外国から取り残されている現状を掘り下げる。声を上げ始めた女性たちに前に進む勇気を与える一冊。