『宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人』 今野 勉 著

宮沢賢治の難解な詩「春と修羅」「マサニエロ」を解読して賢治の同性への恋情を導き出し、妹とし子の辛い恋愛を知った賢治がとし子の死後、姿なき妹を探して樺太まで旅した足跡を追って「銀河鉄道の夜」の人物像を解明する。本書は当時賢治が友人に送った膨大な手紙や数多くの記録などから、知られざる宮沢賢治像を浮き彫りにしている。