『永遠のピアノ』 シュ・シャオメイ 著/槌賀七代 監修 大湾宗定他 訳 芸術新聞社   集英社インターナショナル  

前半生を文化大革命に奪われた女性が、40歳で演奏家としてデビューする衝撃的自伝。革命の高揚に著者自身も煽られ、一度はピアノを放棄して再教育収容所での生活を強いられた。「音楽が生きる力を与えてくれた。」中国現代史の重要な証言であると同時に、芸術の意味をも問いかける。