『メロスのようには走らない』 北原みのり著 KKベストセラーズ

「女の友情論」について、著者の実体験や過去の出来事を振り返ったときの気持ちが率直に表現されている。女友達と自分との間に存在する力関係、嫉妬や優越感、それに対する嫌悪感といった誰もが感じたことのある負の感情を素直にさらけ出す。一方、そんな女友達との語らいによっていかに自分が救われてきたかにも言及している