『男が働かない、いいじゃないか!』 田中俊之 著 講談社

男性は定年退職までフルタイムで働き、結婚後は一家の大黒柱としての責任を負い、さらに弱音を吐いてはいけないと考える男性の思考に、弱音を吐かせない社会の仕組みが追い打ちをかける。女性学と男性学の共通の目的は、性別にとらわれない多様な生き方の実現、との視点から、男性特有の悩みに注目し、男性が働くことの意味を見つめ直す。