『アンカット・ファンク 人種とフェミニズムをめぐる対話』ベル・フックス、スチュアート・ホール[著]吉田裕[訳]
ふたりの思想家がポール・ギルロイの仲介のもと1996年のロンドンで対話した。
フェミニズムとカルチュラル・スタディーズそれぞれの隆盛を担い、世界的知識人となったベル・フックスとスチュアート・ホール。ともに黒人のアカデミシャンでありながら、来歴と経験を大きく異にし世代も違う男女は、深く共感しながらも時に鋭く言葉を交わす。ジェンダー、人種、家父長制、アイデンティティ・ポリティクスなど、20世紀後半の社会状況を踏まえた議論の数々と、それらに自らの人生を重ねた繊細な語りは、四半世紀の時を超えて新鮮な発見とアクチュアリティをもたらす。(人文書院の図書紹介より)[367.1フ]