『男女平等は進化したか 男女共同参画基本計画の策定、施策の監視から』 鹿嶋敬 著

“男女平等に向けての歩みとして、女性活躍推進はひとつのプロセスでありゴールは男女共同参画社会の形成である”と著者は述べる。女性の地位向上に力点を置いた第一次から、男性中心型労働慣行からの脱却を前面に押し出した第四次まで、男女共同参画基本計画の策定すべてにかかわった著者が、固定的性別役割分担の解消、ワークライフバランスの推進、ダイバーシティの必要性などに触れながら、この国の男女平等の進化論を語る。