『未闘病記』 笙野頼子 著 講談社

たえまなく襲う激痛、全身に起きる異変が、膠原病の一種、「混合性結合組織病」と診断された著者。人によって異なる症状や劇薬による副作用から深まる孤立感など、作者の経験した感覚すべてを記録。病と闘いながらも執筆活動を続ける作者の強靭な創作意欲に脱帽する。