『難民高校生~絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』 仁藤夢乃著 英治出版

家庭にも学校にも「居場所」がないと感じる”難民高校生”の問題は、人間関係や精神的・金銭的「溜め」がない貧困の状態(湯浅誠)に通じる。渋谷で”難民”だった著者は、高校中退後、数々の出会いや経験を通して「溜め」を手に入れる。地域・大人・若者が協働する「場」づくりを続けながら、当事者の目線で『私だからできること』を伝える。