『閉経記』伊藤比呂美 著 中央公論新社

タイトルも装丁も大胆で、人前で読むのに勇気がいりそうですが、作者の勢いのある豪快な文章を読むと、今まで自分の中にあったタブーの概念が取り払われ、「そうなんだよね」と頷かせてくれます。テーマは閉経のほか、老いていく自分と親の死、子どもの独立、女友だちなど、周りの変化や人間関係を「新鮮で面白い!」と捉えています。閉経期は、女の「ネクストステージ」ですね!