3/6(火) 女性と防災 ~心とカラダを守るために~
【終了】女性と防災 ~心とカラダを守るために~
今回の震災を経て、国や自治体では、防災計画に女性の視点を取り入れる動きが出ています。
避難所の女性たちは、日頃のネットワークを活かし、食事や暮らしの安全確保などで力を発揮しました。また、女性や子どもへの支援物資が少ないことに声をあげ、支援を呼びかけたりしました。
緊急時にひとりぼっちで身を守ることは、心細く、つらいことです。地域の中で人とつながり、自分の心とカラダを守る「チカラ」と「知恵」をともに学びませんか。
◆日時 3月6日(火)午前10時~正午
◆場所 世田谷区立男女共同参画センターらぷらす 11階研修室3・4
◆講師 北沢杏子さん(「性を語る会」代表 アーニ出版(世田谷区)共同代表)
◆対象 関心のある方ならどなたでも
◆定員 40人
◆参加費 無料
◆保育 あり 5か月から就学前まで 保育締切2月21日(火) 先着順
【講師プロフィール】
北沢杏子さん (「性を語る会」代表、アーニ出版(世田谷区)共同代表)
1965年世田谷区にアーニ出版を設立。性教育を中心とする研究、講演活動を展開している。昨年6月のテレビバープル(インターネット放送)「震災と女性・子ども」第1回では、災害の時こそ「まず自分の健康は自分が守ること」そして、「人とのつながりは、自分を守ることになる」と語っている。著書多数。
文部大臣賞、教育映画祭最優秀賞・人権賞を受賞。
当日の様子・・・
北沢さんから、避難所などで、「トイレには一人で行かないで!」という表示をしたり、通路を明るくしたり、女性専用の洗濯物干し場を設置など女性や子どもの安全に過ごせる工夫があったにもかかわらず、性暴力があったことが話された。性暴力を起こさないためには、相手の人権を尊重できる教育が必要であること。そして、平常時から一人ひとりが、何ができるかを考えていくことの大切さが語られた。
後半では、「世田谷(地域)の防災に関して『私は○○のリーダーとなります』」と題して、アイデアをだしあいました。いくつかご紹介します。
- 危機管理のための勉強会を開く。
- 町内会(自治会)で、一人暮らしの方や家の状況を把握して孤立を防ぐ。
- 避難所で女性と子どもの居場所を確保する。
- 炊事を男性も一緒におこなう。
これらのアイデアを、葉っぱの形をしたカードに書き込み、模造紙に描いた「世田谷防災の木」に貼りつけました。
。。:*:。アンケートより抜粋。:*:。。:*:。。:*:。。
・具体的な防災の方法が学べると思い参加しましたが、根源的な問題提起があり、非常に意識改革になりました。
・自分がその立場になった時に、何をすべきかこれからも考えていきたい。
・皆さんの意見を貼って、グループ化して、話をすることはよかった。意識改革になった。
・災害時の性犯罪を知り、驚きと怒りを感じました。事実を知ることができたので、繰り返されないように努めたいです。
・受身から、積極的に!という講師の言葉に、その気が出てきた。